今まではパッシブラーニング
2014年より文部科学省が学校現場で「アクティブラーニング」を盛り込んでいくという発表がありました。
まあ悪いことではなさそうですが、そもそも「アクティブラーニング」とはどのような学習法で、どのような効果が見込めるのでしょう。
その前に現状のおさらいです。
これまで常識とされていた暗記型学習や試験のために先生が生徒へ一方的に教える学習を「パッシブラーニング(受動型学習)」と言います。
文字通り、生徒は学校の椅子に座って先生から教わることを受動的に学びます。
受動型学習は定期テストや受験には効果があるかもしれませんが、本当に自分の身になっているかと言えばなかなか厳しいものがあります。
※社会で習った日本の輸入品目1位は何か覚えていますか?
数学で習った√の計算方法、覚えていますか?
ということで登場するのが、上記の受動型学習の反対である能動的学習。
すなわち「アクティブラーニング」です。
アクティブラーニングって何だ?
「アクティブラーニング」を日本語に訳すと能動的学習となりますから、これまでのようにただ一方的に教えられることとは少し違うような気がします。
具体例を挙げると、ディベート。
誰かが傍観者になるのではなく、出席者全員であれやこれやと意見をぶつからせて結論まで持っていく学びです。
また幼稚園などで見かける「お絵かき」。
園児が好きなものを好きな色で能動的に描いていくわけですね。
これも「アクティブラーニング」であると言えます。
アクティブラーニングの注意点
このように能動的学習は受動的学習とは違い、「体験」という自分自身の財産として残ることが特徴です。
しかしただ「アクティブラーニング」を取り入れればいいというわけではありません。
先ほど例に挙げたディベート。
みんなが好き勝手にしゃべって結論から遠のいてしまうと意味がないわけです。
またお絵かきにしても同様です。
好きなものを書いてもいいけれど、道徳的に悪いものを描いていたりした場合は「アクティブラーニング」の効果がありません。
したがって家庭に「アクティブラーニング」を取り入れる際は、自由に学ばせながらも要所要所で方向修正をしてあげる必要があるわけですね。
お子さんの思いや夢を実現させてあげられるように「子供をよく見てあげる」ことが大切です。
仲間を見つける
さらに言えることは、「アクティブラーニング」を実現するには友達や地域の人々、親せきなどお子さんにとっての仲間を見つけて交流することも大切です。
年齢に関係なく、人は一人きりでは素晴らしいパフォーマンスは発揮できません。
お子さんの思いや夢を実現させてあげるために、幼稚園や保育園だけでなく習い事や英会話スクールなどに通わせて、幼いころから多くの友達付き合いをしていれば将来の宝になります。
とはいえそう簡単にできることではないですから、お子さんが興味を持ったことから少しずつ能動的にやらせてあげましょう!
親はあくまでも見守り、方向修正する役目ですよ。