「英語耳」って何だろう
「英語耳」とは2004年にベストセラーになった松澤喜好(まつざわきよし)さんが出された同名著書をっきっかけに一般的に使われるようになりました。
この「英語耳」というインパクトが大きく、キャッチーなフレーズのおかげで、英語をマスターすることを「英語耳を作る」とか「英語耳を鍛える」などと言ったりもしていますよね。
幼児に根性は不要?
書籍「英語耳」では「同じ素材を100回以上繰り返す」という地道な努力と根性がモノを言う内容になっているわけですが、実は脳科学的には幼児であれば大人ほどの根性がなくても簡単に英語をマスターできてしまうのですね。
先ほどの表現でいえば、幼児は簡単に英語耳になる!のです。
幼児に根性は必要ないんですね!
でもどうして大人と幼児でこんなに違うのでしょう?
絶対音感の正体
「絶対音感」という単語自体は聞いたことがある方も多いと思います。
ピアニストなどが何かの音を聞いただけで「これはファだ。とか、これはレだ。」とか言い当てられるアレです。
一般的に3歳くらいまでにピアノを習い始めた子供は西洋音階のどんな音階でも聞き分けられるようになるそうです。
一体どんな仕組みになっているのでしょう。
脳みその仕組みを調べてみると、人間の脳みそは右と左の2つに分かれていて、右脳は感覚的認識、左脳は言語中枢的な認識を司っているというように180度違う働きをしているのだそうです。
しかも発達する時期が微妙に違うようで、右脳のほうが早いそうです!
すなわち先ほどの絶対音感の例でいえば、「ファ」とか「レ」という言葉を学ぶ前に「音」を先に学んでしまうのです。
そして言語中枢が発達したときに、「あぁこの音はファだな」と全体を理解するわけですね。
英語耳を作るなら幼児期です!
少し長くなってしまいましたが、幼児の脳の仕組みについて何となくご理解いただけたかと思います。
英語耳を作る場合も絶対音階と同じで、できる限り早い(幼い)段階から英語に触れさせることが重要です。
▲英語耳を作るイメージ
その時は「Hello」とか「Thank you」という言葉の意味が分からなくても、お子さんの右脳にはネイティブな「音」が記憶されているはずです。
幼児期の経験がお子さんが大人になってから絶対に役に立ちますよ!